看護師の働き方には大きく3種類に分けられますが、正社員として働く場合に選択されるのが常勤です。
これはその名の通り、毎月決められた人数の勤務をする形になります。
看護師の全体の7割がこの常勤での働き方となっていて、月給制のほかに夜勤や残業手当などが別途支給されるのが基本です。
常勤は長時間の勤務である以上、それに伴って行なう仕事の量も増えるので責任を持って仕事に取り組まなくてはいけません。
一見すると大変に感じるこの常勤という働き方は、正社員ならではのボーナスや福利厚生の充実というメリットが得られます。
看護師して働いている人の中には、パートやアルバイトと言った形で雇用されているケースもあって、この場合に用いられる勤務形態が非常勤です。
非常勤のパートは正社員とは異なり時給制となっていて、収入面で若干少なくなってしまうのは否めません。
しかしその反面、勤務スタイルに自由が利きやすいのがメリットです。
勤務地によっては毎月のシフトで自分の希望が反映される場合も多く、子供の学校行事やプライベートを優先したい人にとって働きやすい形と言えます。
そのほかにも、非常勤と似ている勤務形態が派遣です。
勤務日や時間の都合がつきやすさなど、一見すると非常勤と大きな違いはありません。
しかし、派遣は期間を決めての契約となるので期間終了と共に新たに別の場所で仕事を探すことが可能です。
そのため、職場での人間関係などで不満を感じた時に離職しやすいのがメリットになります。
ご紹介したように看護師の勤務形態にはそれぞれメリット・デメリットがあるので、自分に合った働き方を選択する必要があるでしょう。